アラキの心くばり

大切にしていた大工道具

 

長きに渡り大工としてたくさんの家作りに励んでいた故人様。

自分の手のサイズに合わせて加工されたノミや鉋など、

長年に渡り大切に愛用されていた大具道具をお借りし、

思い出コーナーに飾らせていただきました。

ゴルフが大好きでした

 

「生前、ゴルフが大好きだった。」というエピソードを話して下さったご遺族様。

ゴルフ仲間の皆様もお葬式に参列されることから、

主人がゴルフが好きだったということをかたちにして欲しいというご要望にお応えし、

ゴルフ場をモチーフにした祭壇をデザインしました。

特別だった鯉の煮付け

ご家族皆様とお別れの言葉を交わす間も無く、

急逝されてしまった故人様。

お打ち合わせの際、ご遺族の皆様それぞれ深い悲しみの中でも、

亡き大切な人との思い出や、趣味や好きだったものなどをお話し下さいました。

その中でも、ご長女様から

「わたしが小さい頃に少しちょうだいと言ってもくれなかったくらい、

父は鯉の煮付けが好きでした。」

そんなエピソードを伺いました。

火葬場から戻られてからの忌中払いの席に陰膳として、

柴又で有名な川魚店様にご協力をいただき、

故人様の為に鯉の煮付けをご用意させていただきました。

陰膳として用意した鯉の煮付けは、お供えの後

ご遺族の皆様にご供養としてお召し上がりいただきました。

ネギ畑

生前、農業に精を出されていた故人様。

亡くなる直前に育てていたのは立派に伸びたネギでした。

そのネギをご会葬いただいた縁ある人達に見ていただき、

故人のひととなりを思い返してもらいたい。そんな思いから、

実際故人様が育てていたネギを使わせていただき、ネギ畑を祭壇脇に作りました。

最初で最後の母の日のプレゼント

「そういえば母の日に何かしてあげたことなかったな。」

ご葬儀のお打ち合わせの際、遺されたお子様達からそんなお話しがありました。

偶然にも、母の日を迎える直前にお葬式の日程が決まり、

自分達を育ててくれた母を最期にきちんとおくってあげたいという、

ご遺族様達の想いをかたちにしたい。

そんな思いから、

祭壇に赤のカーネーションを使用し、

大きな大きなリボンを作りました。

母の日を迎える前に旅立たれるお母様へのプレゼントとして、

お棺の中へと入れいただきました。

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